柔術を通して多くの方に健康的で充実した生活を届けたい。
今回は和歌山のブラジリアン柔術ジム「ボアソルチ」オーナーの島田隼男さんにお話しを伺いました。
まず最初にブラジリアン柔術を始めたきっかけは何ですか?
小学校1年生のころから6年生までずっと合気道を習っていて、その後中学校に入り極真空手をやりました。格闘技が結構好きだったんです。
それで東京に行ったのですが、格闘技じゃなくて俳優になりたくて行きました(笑)
えーっ、そうなんですね。
そうなんです、オーデシションを受けたんです。三次審査までの予審に受かり。
東京で行う最終にも受かったんですけど、けど養成学校みたいな所のオーディションなんで結局年間100万円ぐらいかかるという。
受かったのはいいけど、そんなにお金なくてやっぱり諦めようかなって思ってたんだけど。東京からすぐ帰るのもなんか嫌やなぁって感じで。
そんな時たまたま住んでた近くに格闘技ジムがあってね、格闘技好きだったんでなんとなく入会したらそこがシュートというゴリゴリの各闘技道場でした(笑)
凄く有名なシュートのジムだったらしく、テレビとか出てる有名な選手とかもいてね。それでヤバい、すごい所に入ってしまったなと…。
結局半年ぐらい続けたんですけど、もうめちゃめちゃガチの所で(笑)
頑張って通ってたんだけど、だんだんガチすぎて嫌やなぁーと思ってきて(笑)
このまま続けてるのもどうなんやろ?なんか東京居てるのも嫌やなぁってなってきてね。
そんな時に和歌山で格闘技できるところがあると聞いて、そこは総合格闘技もできるしブラジリアン柔術もできるらしいと。
え?ブラジリアン柔術って何なん?なんか新しいやんってなって。
それでブラジリアン柔術の事色々調べたら、めちゃ面白そうやんってなって。
一回和歌山帰ってそのブラジリアン柔術やってみたいってなったんです。
そんなことがきっかけで21歳くらいの時にブラジリアン柔術を始めたんです。
というか、俳優目指して上京したんや!?
(笑)そう、でもなんかセリフなんかも実際審査員の前で喋るんですけど、俺スゲー棒読みでしたね((笑)
めちゃめちゃ下手やった。
で、そんな審査の中でダンスを踊れって言うのがあってね。
いきなり曲が流れてきて「はい踊って」っとか言われるんですよ。
はい、踊ってて(笑)
タコダンスぐらいしかできへんわと思って(笑)
(爆笑)そのオーディション見たかったです。
そのオーディション超グダグダやのに受かったんですね、まぁ養成学校みたいな所やからね。
少し経ってから思ったんだけど、そんなお金払って入る学校じゃなくて、色々と募集が出てるオーディションを直接受けに行って、受かったらちょっとだけテレビに出れるみたいな。
そんな方向で少しづつ積み上げていけばよかったかなと。
当時はそんな考えも無く、とりあえず養成所やみたいに思ってましたからね。そのまま頑張ってたら全然違う道に行ってたかもですけど、すぐ諦めちゃいました (笑)
なかなか普通の人か経験しない面白い人生歩んでますね。
はい、破天荒やと思います。
ボアソルチの名前の由来を聞かせていただいてもよいですか?
トレーナーの皆とどんな名前にする?って話し合って、
たしか「BOA SORTE」ってポルトガル語で幸運をとかそんな意味やったんです。
おぉっメチャクチャいいやんってなって決まったんです。そんなに深い意味は無いんですけどね。
へー、幸運をっとかそんな意味があるんですね。十分深い意味ありますよ。
このロゴもカッコいいですね。
そう、四つ葉のクローバーの真ん中がダイヤになってるだけど、ダイヤは固い絆って意味もあるし、「硬い絆で幸運を」ってなんかかっこよくないですか?(笑)
例えば点数は負けていて、ポイントでは勝てないと思ってもあきらめずに一本を狙って、決まったときは「幸運」を引き寄せたぜっ!てなりますね。
試合とか行くと他にもいろいろな団体とかがあるんですか?
はい、メチャクチャあります。
じゃ、試合って言うのはそのジム同士というか道場同士の戦いみたいな感じなんですか?
そうですね、どっかのチームの誰かとみたいな。そんな感じです。
団体戦なんですか?
うーん、団体戦はたまーにあります。でもあんまりないですね。基本的には個人戦。
個人のトーナメントですね。
そうなんですね、なんか対戦相手でゴリゴリの人とかいてたら嫌ですね(笑)
いやですよ(笑)
試合始まるまで結構見た目のイカツさとか気にしてしまうじゃないですか。
「絶対強いで、この人」とか「うわー、やりたくないなぁ」とか「こんな人が同じ階級におるんや」とか思ったり、外人とかもいたりするんで、めちゃめちゃ怖いですよ。
でも意外と試合始まると勝てちゃったりするんですけどね。
愛知県の半田市ってところは日本のブラジリアン柔術の聖地って呼ばれているんです。
そちらに試合で行った時は大変でしたね、やっぱり強い人が集まってるからね。
実は私自身はほんまトーナメント戦に向かないと思ってて。
めっちゃ強いって言われている相手に勝ったりするんですけど、一回戦めっちゃ強い相手に勝ったのに、気が抜けてるのかポロっと負けたりとか…。
そうですよね、トーナメント戦って1回でも負けたらだめですもんね。
そうなんですよ、昔一度だけ4試合連続で勝って、最後同門対決で負けちゃったんですけどね。一番多いトーナメントの試合数でだいたい五回勝ったら優勝みたいな感じですね。
ブラジリアン柔術の魅力はなんですか?
はい、まずこれはたぶん柔術やってる方がみんな言うと思うんですけど、ケガが少ないんで
すよ。
打撃が無いので体の動かし方さえしっかりやっていればケガってそんなに無いんですね。
お年寄りの方でもできます。
実際ブラジリアン柔術されてる方には60歳、70歳という方もおられます。
日本人ではないんですが80歳ぐらいの方と20歳ぐらいの方と試合とかしてます。
それが柔術の魅力やと思うんです。
打撃があると、身体のどこかイワすじゃないですか(笑)
後は、ブラジリアン柔術って身体も使うし頭も使うんですね。
この二つが一致しないと自分の思うようにいかないんです。
そういうのがすごく楽しいですね。
僕が思うに、ブラジリアン柔術って初めの2,3か月でいきなりはまる人って少ないと思うんですよ。
でもこれが1年、2年ってなってきたらもうやめれなくなるんですよ、もう中毒みたいな感じです(笑)
だからこう、頭使いながら体使いながらっていうのがバシッとはまった時「うわぁ、めっちゃ今のうまくいった~」とか
そんなのを味わってしまうとホントやめれなくなるんですよ。
ある程度柔術もパワーは必要なんですが、総合格闘技とかだとパワーも打撃も寝技も全部出来ないといけないっていうがあって、これをずーと続けるのは限界があるなと。
チェスはやったことないんですが柔術は体を動かすチェスって呼ばれてるんです。
なるほど、確かに自分の考えが試合でバシッとハマった時は気持ちいいでしょうね。
めちゃめちゃ楽しいです!多分みんなそれ求めてるんじゃないですかね。
自分の有利な方に相手の体制を崩したいんだけど、その為に先に反対側にワザとフェイントかけてから相手を自分が狙っている体制に持っていくとか。
なるほど先ほどチェスとおっしゃった意味が分かった気がします。
何手か先を読んだ上で、今を仕掛けるみたいな。
そうですそうです!
だから帯色もいろいろあるんですが、試合では実際に青帯と黒帯が戦ってもそんなに差がない時があるんですよ。
ただ、例えば5分やって決着がつかない両社互角の試合でも、これが10分になってくると黒帯の方がおそらく有利になるんです。
経験値が多く、技が研ぎ澄まされていて引き出しが多い分、試合が長引くと後半一気に畳み込める。
ただ、身体能力やパワーに関係なく、長くやって経験が多い方が強いって言うのはそういうところかな。いろんな引き出しがあるんで。
今後の夢や目標みたいなものってありますか?
目の前の目標はとりあえず会員様を100人って言うのがあります。そこまで行ったら次は200人とか考えてるんですけど。
別に強い選手を育てようとか、ジムを拡大したいとかは思ってないんですよ。
まず、和歌山でこのブラジリアン柔術を広めるっていうのが先で、健康的でもあるし、生活の一部として一人でも多くの人に柔術楽しんでもらえたらいいなと思っています。
柔術は先ほども言ったように頭も使うので、例えば仕事などで嫌な出来事があってストレス溜まったわーっていうときでも、柔術のスパーリングをやったりすると、普段やらないような頭と体の動きをするので、なんだかすごいストレス発散にもなりますね。
こんな時代だし一人でも多くの方に健康的で充実した生活を送ってもらえたらなと思います。
今はとにかく柔術がどんなものか知ってもらう、そして楽しんでもらうっていうところから和歌山で広めていきなと思ってます。
ありがとうございます。最後にいつもジューストリコのコールドプレスジュースをよくご利用いただいてるのですが。どんな所を気に入っていただけてるんでしょうか?
いや、練習前も練習後もさっぱりしたいっていうのがあって、トリコさんのリフレッシュを気に入って飲んでるんです。あと先日にんじんベースの…あれ、何でしたっけ?
あ、チャージ。あれも美味しかったです。
何よりまず和歌山でコールドプレスジュース売ってるところほとんど無いじゃないですか。
東京で生活してた時は近くにもコールドプレスジュース飲めるところあったので体調管理目的でたまに利用してたんですよ。
うちのジムの皆にも是非飲んでもらいたいです、常に置いときたいですね。
なにより100%ピュアストレートジュースやから野菜や果物の栄養もそのままとれるし、自分の日々の健康管理には欠かせませんね。
ありがとうございます。これからのボアソルチさんの活動楽しみです。
今回はお忙しい中、快くインタビュー応じていただきありがとうございました。
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